詐欺か?

日立がフィリピン人を解雇した件、

NHKのウエブサイトを読んでみた。

www3.nhk.or.jp

中にこんな文章がある

実習は3年間の予定でしたが、日立によりますと、国の外国人技能実習機構から2年目の実習計画の認定を受けられず、在留資格の得られなかった合わせて40人を11日までに解雇したということです。 

 3年間の予定で実習生を募集していたのであれば、3年分の実習計画を作り認定されていたはず。しかし「2年目の実習計画の認定を受けられず」とあるが、もし1年目の認定しか受けておらず以降の認定を受けないまま3年間の予定で募集していたのならそれは詐欺にあたるのではないか? 

この報道からは詳しく解らないが、募集の際に2年目3年目はその都度実習計画を申請します。認定を受けられなかった場合は帰国してもらうことになりますと説明していたのだろうか?

またもし3年間の認定を予め受けたので3年間の予定で募集し、その後の再査定で2年目の認定が取り消しになったのであれば上記のような文言にはならず「受けていた認定を取り消されたため」となるはず。

これは単に、記者が記事にする時誤解を生むような書き方にしてしまったのだろうか?

それとも本当にこの記事にある通りに日立側が説明したのだろうか?

もしくは日立側が発表の際「受けていた認定が取り消された」のを「認定を受けられず」と誤って表現してしまったのだろうか?

もし2年目以降の認定を受けていないのにも関わらず3年の予定で募集していたとすれば、仮にその後計画が見直され認定を受けることになり雇用を続けることができるようになったとしても、フィリピン人がその後の2年間を満足な環境で働けるようになるかどうか、僕は疑問に思う。

 

それにしても一番根本的で重要な、

本当に「技能実習」をさせるつもりでフィリピン人を雇用したのだろうか?最初から単純作業をさせるつもりだったのを「技能実習」という名目で呼んだだけではないのか?という疑問が残る。

昔「エンターテイナービザ」で入国させておきながら実際は酒席で客に太ももを触らせることをメインとした仕事をさせていた実績がある日本だから。

 

テイラースイフト

テネシー州出身のカントリーポップシンガー テイラースイフトが自分のスタンスを発信

テネシーでカントリーだから結構リスクがあったと思うけど、もう十分にメジャーになったから地元のファンが離れて行くのは気にしなくて良くなったか?あるいはアーティストとしての矜持か?

 

www.theguardian.com


出稼ぎ

フィリピンには職がない、あっても生活していけるだけの収入を得られない。これは重大な問題。

職さえあって安定した収入と将来のプランニングができるようになればわざわざ危険な犯罪を犯してまで日銭を稼ぐ必要もなくなるという人が大勢いると思うし、慣れ親しんだ土地で働けるようになれば家族や友達と離れ離れになって異国の地で働く必要もないのでは。。。と誰もがわかってるようなことを自分も思うが、現実問題出稼ぎに行かないと立ち行かない人が大勢いる現状をずっと見ていておもうこと。

 

例えば外国に出稼ぎに行かなければならないとして、どの地域(国)にいくのも難易度は同じ(就労ビザの取りやすさ)としたら、フィリピン人的にはどこに行きたいだろうか?

受け入れ地域(国)の事情(どの分野に人が足りないとかどんな形で受け入れるか)ということを考えから外してフィリピン人としてどうなるのが良いのだろう?

 

もし自分がフィリピンで育ったとして、海外に出稼ぎに行かなければならないとしたらどこに行きたいと思うだろう?言葉の壁が少ない英語圏か文化的に親和性のあるヨーロッパかな。同じ行くのであればそれがいい、できればそうなれるよう「支援」してほしいと思うかな。

 

技能か・・・

フィリピンから来た技能実習生が解雇になったと新聞記事になってたけどなんだかな〜な印象。

日立ともあろう会社が受け入れた人数に技能を実習させるだけの(人員・時間・設備的な)余裕がなかったと予めわからなかったわけないだろうし(やる気になれば形だけでもできたはず)、本音は「排水パイプの取り付けなどの単純作業」に従事する人数が足らなかったからじゃないの?受け入れの繋ぎ役となった「協同組合フレンドニッポン」も。

フィリピン側だってうっすらとはわかってただろうけどフィリピンと比べて破格の待遇の日本で働けるってことが主な志望動機だったんじゃないかな?技能を身につけられればそれは願ったり叶ったりだけど、とりあえず十分な収入が得られる機会なのだから。

記事の中に

 解雇通告を受けた複数の実習生は朝日新聞の取材に、新幹線の排水パイプ付けなど「本来の『電気機器組み立て』技能が学べない単純作業ばかりだ」と主張。「突然解雇を言い渡された。私たちに非はなく、不当だ」と訴えている。

 ってあるけど、本当に「技能が学べない単純作業ばかり」なのが最も重大な不満だったら(たとえ解雇という形であったにせよ)そこを離れた方が「本当に技能を学べる」会社で働ける可能性が出てくるわけだし。やっぱり不当に解雇されて「実入りを断たれた」のが一番なんじゃない?

もし解雇されずに単純作業ばかりさせられつつも給料がちゃんと支払われていたとしても「本来の『電気機器組み立て』技能が学べない単純作業ばかり」なのが不満で自主的に離職する人がどれくらいいただろうか?

技能実習生制度という最初から穴が大きく開いた網をうまく使って日立もフィリピン人も両方なんとなくうまくいってたみたいだけど最大の問題は日立が雇用者で、働いているフィリピン人の処遇についての権限を大きく持ってるってことだろね。 

「日立がいい加減な技能実習をしていなければ、実習生が帰国する事態にならなかったはずだ」として、身分保障や十分な賃金補償がなければ、日立を相手取り訴訟を起こすことも検討している。

これは広島市の個人加盟労組「スクラムユニオン・ひろしま」が主導で検討しているようだが、もし仮に「技能実習はできないけど単純作業に従事する労働者」として今後も雇用、身分保障や十分な賃金補償もするということが可能だとして、そのようになるとすればどうするだろう?それでも「技能実習」ができないのなら働く意味がないと帰国させるのだろうか?

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

忖度ってそんなに悪い言葉だったかな

報道で忖度っていう言葉がよく出てきて事件や不正が行われた時に使われるけど、元々悪い意味だったかなと思って辞書引いてみた

岩波の国語辞典によれば忖度は「他人の気持をおしはかること」とだけある。例文を見ても特に悪い意味の時に用いられるべき言葉としてあるわけでは無さそうだけど、今は忖度といえば何か悪巧みを阿吽の呼吸でスムーズに進めた時に使われることが多いのでなんとなくイメージが悪くなってしまった。

昔飲み屋で働いていた時、たまに来る外国人の客が珍しく酒類を飲まずピザだけ食べているので喉が乾くかなと思って水を出したところ「you read my mind」と言ってた。英語がまだ不自由だったので、言葉を使って確かめるのが面倒で客のことを勝手に忖度したわけだ。

言葉は時代とともに使われ方が変わるとも言われるが本来の意味も動かずあるのではと思うのだが。忖度は今たまたま良くないことが多くてそれを説明するために使われてるだけなのかそれとも意味自体が変わってしまったのだろうか。

他人の気持をおしはかってしたことを説明するのに忖度したというと何か悪いことをしたとか、流行りの言葉をわざと使って面白おかしいネタとして言っているという風に捉えられそうな気がする。

 

アサシンズって知らなかった

 
日本で公開されているフィリピンの犯罪・バイオレンス映画「NEOMANILA」
日本でのタイトルは「ミッドナイト・アサシンズ」になってるけど、アサシンズてそんなに日本で訴求する単語なのかな?
ポスターでは銃を構えた女性の迫力ある絵が描かれてるし、小見出しもあるのでなんとなくそう言う意味かな・・・とは伝わるだろうが。
 
もしかしたら知らなかったのは私だけ?

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オリジナルポスター

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台風の風の強さは秒速より時速の方がわかりやすいと思う

なぜ台風に限らず日本の天気予報は風速を時速ではなく秒速で表すのだろうと疑問に思ったのでちょっと調べてみた。

 

気象庁のホームページで見つかった。

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ということらしい。

秒速の表記は学術研究や技術的な基準として用いられるとのことで、それらはは一般にも広く定着していますとあるが、ものが動く速さの単位として一般に広く定着しているのは時速の表記だと思う。

秒速表記は1886年(明治19年)に定められたようだが、その時の根拠はなんだったのか?参考にした外国の気象の表記が秒速だったのだろうか?それとも当時は時速でもののスピードをイメージする習慣がなかったのだろうか?

現在では時速の方がイメージしやすいように思う。

 野球のピッチャーが投げる球のスピードやテニスプレイヤーのサーブのスピードなど距離が短くあっという間に終わってしまう球の移動も時速で表されている。

上記気象庁のページで風の強さをイメージしやすいように風の強さと吹き方という表が作成されているので見てみたが、

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表の中の秒速を時速に置き換えた部分をみてイメージをわかせている。

こういう表が必要で、その理由に「実際の風の強さをイメージしやすいように」という補足文が付いていることは一般にイメージしやすい表記として定着しているのは「時速表記」なのではと思う。

 

外国の天気予報をみても風の速さを秒速で表しているところは無いようだ(距離をキロメートルではなくマイルで表記しているところは多かったが、時間の単位は時速となっていた)。