台風の風の強さは秒速より時速の方がわかりやすいと思う

なぜ台風に限らず日本の天気予報は風速を時速ではなく秒速で表すのだろうと疑問に思ったのでちょっと調べてみた。

 

気象庁のホームページで見つかった。

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ということらしい。

秒速の表記は学術研究や技術的な基準として用いられるとのことで、それらはは一般にも広く定着していますとあるが、ものが動く速さの単位として一般に広く定着しているのは時速の表記だと思う。

秒速表記は1886年(明治19年)に定められたようだが、その時の根拠はなんだったのか?参考にした外国の気象の表記が秒速だったのだろうか?それとも当時は時速でもののスピードをイメージする習慣がなかったのだろうか?

現在では時速の方がイメージしやすいように思う。

 野球のピッチャーが投げる球のスピードやテニスプレイヤーのサーブのスピードなど距離が短くあっという間に終わってしまう球の移動も時速で表されている。

上記気象庁のページで風の強さをイメージしやすいように風の強さと吹き方という表が作成されているので見てみたが、

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表の中の秒速を時速に置き換えた部分をみてイメージをわかせている。

こういう表が必要で、その理由に「実際の風の強さをイメージしやすいように」という補足文が付いていることは一般にイメージしやすい表記として定着しているのは「時速表記」なのではと思う。

 

外国の天気予報をみても風の速さを秒速で表しているところは無いようだ(距離をキロメートルではなくマイルで表記しているところは多かったが、時間の単位は時速となっていた)。